REDWING “Girard Boots”
REDWINGの「Girard Boots」をご紹介します。
ベックマンを中心とするレッドウィングのクラシックドレス・ラインは、社の創業期の20世紀前半の靴のスタイルをベースに、今日のレッドウィングの技術、素材、テイストをミックスして作られました。この「ジラード」は、当時レッド・ウィング社がシンガーモックと呼んでいた飾りモカシンの6インチブーツで、今日レッド・ウィング社にある最もドレスタイプのラスト「210番(ポストマン・シューのラスト)」を使って仕上げています。また、1920年代のソールをデザインモチーフとするグロコード・メダリオン・ソールを採用しているのも特徴のひとつです。
1920年代までのアメリカ人のいでたちは今日から見ると極めてフォーマルなもので、当時のレッドウィング社の工場の写真を見ても、ラインで働くワーカー達も白いワイシャツにネクタイを締め、黒いエプロンを掛けて働いています。この時代はワークウエアの種類も限られており、屋外での作業や油や埃にまみれる作業の時以外の殆どは、今日ではビジネス用とされる伝統的な服装をしていたようです。それは靴においても同様で、自動車が普及する以前の馬や馬車での移動が一般的なこの時代には短靴はあまり使い勝手が良くなかったため、フォーマルな装いにも作業用にも使える6インチ丈のブーツが最も一般的な紳士靴でした。アウトドアでの作業や活動には、そうした靴の丈を膝下あたりまで伸ばしたタイプのものが履かれ、このような丈の高いものが「ブーツ」と呼ばれ、今日の6インチ丈ブーツまでは「シューズ」と呼ばれていました。レッド・ウィング社のクラシックドレス・ラインはそうした時代を背景として開発されており、かつてはドレスでもありワークでもあった、アメリカのクラシックな靴のデザインを踏襲しています。
このようなヒストリーに思いを馳せながら、このブーツを楽しんでみてはいかがでしょう。コーディネートの楽しみもより深いものになるはずです。
★ 店主の着用画像の詳細については、こちらをご覧ください。 >>> <1>
『REDWING』 “Girard Boots” NO,9090
□ STYLE:6″ Embossed Moc-Toe
□ LEATHER & COLOR:Black “Featherstone”
□ SOLE:Gro Cord on Leather
□ LAST:NO.210
□ CONSTRUCTION:Goodyear welt
□ PRODUCT COUNTRY:U.S.A
■ SIZE:us6H – us11 [width-D]
(サイズ選びの目安: 8.1/2 = 26.5cm)
■ PRICE: ¥52,500(税別)→ ¥36,000(税別)
※ 生産終了モデルのため、アウトレットとしております。
— 在庫状況 —
「us9.5(27.5cm)」がご用意できます。